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「この音とまれ!」

ピアノ教室のブログですが、今日は漫画、それも琴の話を。

 

最近読み始めてはまっている漫画

「この音とまれ!」

 

この漫画のあらすじをまとめられるほどの文才がないので、試し読みができるこちらをどうぞ…

 

作者のお母様とお姉様が琴をやられているそうで、とにかく楽器の練習の仕方、音楽の表現、みんなが陥りやすい練習の悩みなど、楽譜の書き方こそ違いますが、そういった面では琴の世界もピアノと同じということ、ピアノ弾きが読んでも、思わずうなずきながら「そうそう!」と声に出してしまいたくなるほど、音楽の世界がとてもリアルに描かれています。

 

その丁寧な音楽的な描写に共感が高まり、また登場人物達の細やかな心理描写、演奏風景に心動かされ、思わず涙…涙…!

特に、ただ音を間違えずに楽譜通りに弾けば良いということでもなく、そこから作曲した人の思いを汲み取ったり、

自分が感じたことを元に曲想を練って、弾き込んで自分のものにして、初めて人に音楽が届くのだという表現が作中に出てくるのですが、

曲としっかり向き合ってる人の音楽は、聴衆の心に届く。

これは私も練習する上で最も大切にしていることであるし、生徒さんにもそれを一番伝えたくて、味わってほしくてレッスンしているので、それを漫画の中で大切に丁寧に描いてくれていて、とても感激しました。

 

楽器をやったことがない人でも、高校生達が一つのことに真剣に向き合っている姿、またひとりひとりが抱える問題を逃げ出さずに解決していく様は、読んでいて清々しい気持ちになること間違いなし!と思います。(力説)

 

動画は、作中に出てくるオリジナルの楽曲。

 

ご興味がある方はぜひ読んでみてくださいね。私は5巻まで読みましたが、19巻まで出てるようです。

4月からはアニメも放映されるようです。

楽しみが一つ増えました。