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チャイコフスキー国際コンクールを聴いて♪

6月18日から開催されているチャイコフスキー国際コンクール

https://avex.jp/classics/tch16/

 

昨夜(早朝?)の3:50、ピアノ部門で唯一の日本人出場者の藤田真央くんが弾いたようでしたので、今朝アーカイブ配信で聴きました!!

https://tch16.medici.tv/en/replay/first-round-with-mao-fujita/#filter?instrument=piano

 

噂には聞いてましたが

(時々何かの配信でチラッと聴いたことはあったけれど、がっつり聴くのは初めて&生徒が音高在学中に先輩の真央くんに憧れていて、その都度こんなすごい人がいるんだよという話を聞いていた)

 

これは本当にすごい…!!!

 

いやなにがすごいって私の語彙力で果たして伝わるか不安ですが、

とにかく紡ぎ出される音色へのこだわり、多彩な表現(モーツァルトなんて、本当に聴いてて楽しかった…!)

なにより、聴衆を引き込む圧倒的な精神力のようなものが存分に発揮されていたように思います。

 45分のプログラムがあっという間。コンクールということを忘れてしまうくらい。

 

ドゥムカの最後の和音を弾く前にフライングブラボー&拍手になってしまいましたが、思わずそうなっちゃうのもわからなくもない。

 

現地の人のリポートによると、この日唯一のスタンディングオベーションだったそうです♬

ファイナルまでいくのではと期待せざるを得ないほど、会場の熱気もすごかったのが配信からでも手に取るようにわかります。

まだまだ聴きたいな~第1次突破しますように。

 

前回のショパンコンクールのファイナリスト、シシキンさんとイーケ・トニー・ヤンくんも出ているようです。

こちらも後でゆっくり配信を聴くのが楽しみです。

ほかの出演者、他の楽器の方の演奏も聴きたい…時間が追いつくでしょうか。

 

それにしても、良い音楽を聴くとこちらまでもが耳が鍛えられたかのような気持ちにさせられますし、胸がときめくとはこういうことかと実感できます。

 

そしていつも思うことは、本当の意味で上手というのは、誰かに何かが伝わるということなんだろうということです。

 

どうしてもピアノの練習って、技術習得が先行になりがちだと思うのですが、

その技術をもってして何がしたいのか、どういう音楽が奏でたいのかということが常に明白でないと、

なかなか自分が思う、そして人が思う『上手』には繋がらないような気がします。

 

こういう心が動かされる世界的なコンクールを聴くと、音楽の本質を忘れないように常に心がけたいなと思わされます。