本当の練習とはなんぞやの話。

ようやく今週の月曜日に発表会のプログラムができあがりました。

ちまちまとワードに打ち込み、てんで素人なのでデザインなどもああでもないこうでもない…

と修正に修正を重ねて、やっとしっくりきたのでオンラインで印刷を申込みました。

自分でデータ入稿すると安いので、頑張って良かった!達成感でいっぱいです(*^-^*)

 (それにしても、クラシカルに作ろうと決めていたはずなのに、どうしてこう自分の好みが全面的に出てしまうのか。)

 

出来上がったプログラムを見てその達成感に浸りつつ、一人一人の顔が思い浮かんでいるところでもあります。

 

みんなが頑張っている以上、私ももちろん、できる限りを尽くしたいなと思っています。

 

時間に限りはあるけれど、発表会の先の成長を願って今できる最高のことを。

 

間違わないで弾きたいとただそれだけを願うのでなくて。

こう弾きたいと願うから、必然的にミスがなくなるわけで。

 

クラシックって、どうしても再現音楽だから「ミスなく完璧な演奏」って求められがちなんですが

それができることもまた素晴らしい努力の結果なので異論は全くないのですが、

 

そこだけにフォーカスした演奏には絶対ならぬよう。

ひとつでも多く音楽のことを伝えられたらと願うばかりです。

 

そう思うと、「ピアノの練習」って本当に複雑なものだよなぁとか思ったりするんです。

指が動いて楽譜が読めるだけでも十分練習につなげられる、

ただただ反復練習すればそれなりに弾けるようになりますから。

でも、それだけだと、やっぱり「音楽」にならないんですよね。

 

だからこそ毎週のレッスンがあるわけなのですが、「音楽」にするまでの道のりはやはり長く果てしない。

 

でも、生徒さん達にはその道のりを経て、どうか音楽することの楽しさに辿り着いて欲しいなあ。

 

練習するしか上達しないのだけれど、練習の仕方の伝え方をもっと考えていかねばならぬと思っています。

練習とは奥深い。ピアノを弾くって奥深いです。ほんとに。

 

ちなみに、プログラムには「発表会」とは書かずに、「Piano Concert」と書いてみました。

発表会であることには違いないのですが、音楽をする人として舞台に立ってほしいなぁという

私のひそかな思いを込めて。生徒さん達には誰にもそんなコンセプトだとは告げずにひっそりと(笑)

押しつけがましくなるのは私自身が苦手なので。

 

とはいえ、そもそも私がピアノの先生になって掲げた野望(?)は、

「たとえ趣味であっても、本当の楽しさを知ってピアノが弾けるようにレッスンしたい」なのです。

だから、今日も今日とて、音楽とはなんぞや。練習って何ぞやなどと考えております。

 

さぁ明日もがんばろう。

ピアノ発表会のプログラム
ちなみに外部の方の入場は、コロナ禍なこともあり検討中です。