緊張は集中している証拠、真剣だからこその不安

発表会が今月29日の日曜日なので、今週はそれに向けて最後のレッスン。

ひとりひとり玄関で見送りながら、「ホールで会えるの楽しみにしているね!」と笑顔で送り出しています。

 

みんなそれぞれ性格がよく表れていて、

たぶん緊張は隠して気丈にふるまってる子もいれば、

発表会までのプロセスを楽しんでる子、

まだ何もかも初めてすぎて事の重大さに気が付いてない子も…

(とはいえ、私も気持ちを変に煽ったりはせず、どうにかレッスンで練習の大切さをお話ししています。

あとは経験が彼らを成長させてくれると信じています。)

 

 

そんな中、帰り際にボソッと「緊張する…」「…不安になってきた…」と突然気持ちを告白してくれた子達もいました。

すごく練習をがんばっているのを知っていますので、少しびっくりしましたが、

でも、その気持ちが生まれるって、ちゃんと弾きたいと思っている証拠ですよね。 

 

 

真剣だからこその不安なんて、最高じゃないか!!

 

 

と思い直しました。

 

 

不安はどうしたってこうしたって練習することでしか解消されないのですが、

でも、ちゃんと真正面から自分と(=音楽と)向き合っていれば、

ここはこう弾きたい!という気持ちを忘れずに練習していれば、

絶対に大丈夫!

 

 

もし、たとえ本番で色々思うことがあったとしても、そこには成長しかないので、何にも問題なし!大丈夫!

願わくば、不安を乗り越えた先に音楽のすばらしさを味わってもらえたら…これ以上望むものはありません。

 

 

それから、当日緊張することは全く悪いことでもなんでもありません。

昔から生徒さん達に言ってることですが、緊張は集中している証拠。

それは、当日までに適切な努力を重ねてきた人にしか味わえない、そして、その日にしか味わえない貴重な経験です。

 

 

(明らかな練習不足からくる緊張とはまだ別のものですよ(^-^))

 

 

当日、どうか楽しい音楽の時間になりますように。

みんなの頑張りを知っているからこそ、全力で応援しています。